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zoom RSS 荒魂(アラミタマ)

<<   作成日時 : 2011/09/10 00:47   >>

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これはある昭和受難者の辞世です。


この方です。


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近藤新八・陸軍中将(第130師団長。陸士28期。陸軍大学校第41期)です。

この方は、次のような「説明」をつけておられます。


説明

私は死んで仏になり極楽に行く、
或は死んだら父母の許に帰るといふ様な
通り一遍なことは毛頭考へてゐない。

否死して靖国神社に祀られ単に護国の神となつて
鎭まるといふ丈けでは満足できない。

私の真の魂魄は天翔つて此の敗戦の復讐を遂げねば
満足しないのである。

御承知の如く、人の霊魂には和魂と荒魂とがある。

私の和魂は靖国神社に鎭まるであろうが、
私の荒魂は復讐を成し遂げるまでは鎭まる事は出来ない。

皇国再建とは何か。米国を亡ぼし、支那を平らげることである。

再建を只単に戦前の日本に復興するぐらいに考へてゐては
真の再建とは言へない。

再び米国や支那に圧迫せらるる様な中途半端な復興では
大日本の世界的使命を果したとは言へないのである。
真の皇国再建とは復讐戦に勝つことであることを深く念頭に
刻み付けて貰ひ度い。
この意味に於て、私は死んでも私の魂魄は更に強く活動し度いのである。

私の此の精神に同意して呉れる人が一人でも多ければ多い程
私の霊魂は愈々不滅となるからである。

歌そのものは駄作かも知れないが、此の一首に私の先天的及び
後天的性格の特徴を遺憾なく表現したつもりである。

斃るといふ語は稍々粗(一字不明)であるが、次の天翔けるに
対したのである。

末句は「我が荒魂(アラミタマ)は」と字余りに読んで貰ひたい。
字余りなる位私の精神力が籠つてゐるのである。




近藤中将のこの辞世をどのようにお感じでしょうか・・・?

おそらく、「言葉がきつい」
「このような侵略主義者が戦前の軍部を牛耳っていたからいけないのだ」
ととらえるだろうと思います。

近藤中将のことも、何だか嫌な人のように感じるだろうとも思います。

私自身は、なぜかこの遺書を読んでも、侵略主義者とも思いませんでした。
むしろ、
言葉を正確に使って自らの怒りを表現している
と思いました。
でも、「やさしいひと」にとっては、嫌な人に捉えられるのだろうなと思いました。

私自身、普段は「優しいひと」で通っていると思います。
また、言葉遣いも、「きつい言い方」にならぬように気をつけているつもりであり、
周囲から「そんなきつい言い方をするなんて」と言われると、数日は引きずってしまう
ほどの「弱い」人間です。
多分、頑張って「善人」であろうと努力はしているつもりですが、
「善人」には程遠いことを自覚しています


そういうタイプの者がこの遺書に接して違和感がないといったら
嘘になるかもしれません。

でも、私にとっては、なぜか気になる遺書なのでした。

この遺書の背景に、何があったのか?
近藤中将はどのような人だったのか?

と、近藤中将という人とその背景に興味を持っています。

本当は8月中にこの記事を書こうとしていたのですが、
わからないことも多くて(今もそうですが)、
とりあえず見切り発車で、近藤中将について書いてみたいと思います。

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