軍人の道は一本道

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zoom RSS 謹厳実直。

<<   作成日時 : 2011/09/25 21:10   >>

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近藤新八中将を一言で表現するなら

謹厳実直」かなあと思いました。


この人の軍歴を見ていくと・・・。


近藤中将の簡単な軍歴です




画像



陸軍大学校を軍刀組の次点で卒業し、歩兵学校に配属されたけれど、
新京と奉天で憲兵隊長の経験もある。

特に憲兵科に行ったということでもなさそうですが・・・。
(例えば、陸大の入試に落ち続けて、別の道ということで憲兵隊長を目指した人もいた)

それだけ、治安維持に対して厳しいところが買われていたのではないでしょうか

支那や朝鮮では、戦よりも治安戦の方が大きかったのです。

支那人も朝鮮人も、都合がよく公安を使っていたような話は
よくあります。
しかし、日本的な「感謝」の念はなかったことは、あまり私たちは
理解できないようです。

そのような中で正邪をはっきりさせることは難しいと思います


諜報戦もうまかったのだと思います。

もし近藤中将が戦犯にならなかったなら、自衛隊の諜報戦に何がしかの指導をしていたかも
しれないとさえ思っています。

また、憲兵関係の司令官こそは、敵だけでなく、味方からも
煙たく思われることが多く、さらにあらゆる矛盾を受け止める度量も
必要だったと思います。

特に支那・朝鮮においては。

支那については、昭和初期に渡辺錠太郎大将が、日本人との民族性の違いを
講演にて指摘していました。
昭和6年(1931)年9月の日本青年館での講演録より(國偕行文庫所蔵)


日支の感情問題について申しますると、わが日本では久しい前からあるいは
「共存共栄」あるいは「同文同書」「唇歯輔車」
いろいろの親善の言葉を使い、支那に対しまするが、支那のほうでは一向これに応じません。
また、支那民族と日本民族とは、数千年来養ひ来つた民族性が全然違ふのでございます。

(中略)
殊に最近「打倒日本」といふ名前で支那の排日教材を集めた本が出たさうでございます。
それによりますと、彼らは小学校の子どもに向かって「日本を打たなければならぬ。
日本は吾々から琉球をとった、台湾をとった、朝鮮もとった、満州もとった。
吾々はどこまでも結束して満蒙を取り返し、台湾、朝鮮、琉球までも我々の手に取りかえさなければ
ならないといふことを小さい子供にまで教へているのでございます。



こういうことを日本人自身があまりよく認識できていないまま
支那事変に入り、近藤中将は連隊長・師団参謀長として従軍します。

実際支那事変で支那人と対峙した人たちなら、おそらく上で紹介した渡辺大将の
講演内容が実地で理解できたのではないか?と思います。

それはさておき・・・


近藤さんが、第37師団参謀長時代、こんな逸話があります。

師団長の長野祐一郎中将(陸士24)の「女房役」だったのですが・・・。

初夏の夕方、司令部の将校たちが、宿舎で酒を飲んでいました。
そこに、師団長が浴衣と雪駄履きで登場、ともに酒を飲み始め、
ともに酔いつぶれてしまったらしいです。
その師団長を、将校たちは「わっしょい!」と担いで、宿舎まで連れ帰ったとか。

その翌日、近藤さんは関係した将校たちに雷を落としました

それに対して師団長は、「今度は参謀長に知られないようにやろうな」と言ったとか。

さらに、師団参謀長時代の話、参謀が起案した命令書を近藤さんに持っていくと、
近藤さんは朱を入れて直し、突き返すのですが、
同じものを師団長に持っていくと、うまくスタンプがもらえるという・・・。

それでスタンプラリーが終わると思ったらぎっちょん!(古いっ!)

師団長の決定した事項をわざわざ直したという。

それでも長野師団長と近藤参謀長は互いに認め合う間柄で、
事はうまく運んでいたといいます。



ちなみに、この第37師団というのは、「日本一歩いた師団」というので有名です


参考文献:阿羅健一氏「ジャワ燃ゆ―長野第16軍司令官の決断」(『丸』4月別冊「戦争と人物」20
軍司令官と師団長 平成8年4月所収)

このように、近藤中将というひとは、どんな中でも「謹厳実直」でありながら、
なぜか、周囲に受け止められてきたという人だったと思うのです。


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